2024年8月31日から放送される24時間テレビ「愛は地球を救う」でマラソンランナーを務める芸人のやす子さん。
今はとても人気で忙しい芸人の1人です。
そんなやす子さんはびっくりする生い立ちを過ごして来られました。
母親がネグレクトで自分から児童養護施設に入っていった過去があります。
その原因にもなった母親について、また母親の影響でやす子さんがどんな少女時代を過ごしたかをご紹介していきます。
やす子の母親はネグレクトだった
芸人のやす子さんは彼女の笑顔からは想像できないような壮絶な生い立ちを過ごして来られました。
いつも元気なやす子さんがそんな過去があるなんて
何を言われてもニコニコしているから強さを感じてたわ
母親からは、
ので食事も満足にもらえない環境で育ったと語られています。
引用元:女性自身
やす子さんの父親は、
やす子さんが2歳の時に家を出てしまった
というのです。
それからは母親が1人でやす子さんとやす子さんの妹さんを育てられました。
母子家庭のため生活はとても苦しく、洗濯機やテレビもない家だったそうです。
給食だけが1日の食事
母親はいくつもの仕事をかけ持ってずっと家から出ている状態だったため、家には食べるものがなくやす子さんたちはとてもひもじい思いをしました。
母親が帰ることがないのか、それとも食べ物を買うお金を渡されてなかったのか子供時代は下記のような状態だったそうです。
- 50円でパンの耳を買って、それで食いつないでいた
- 学校の給食当番を積極的に引き受け、余ったパンなどを持ち帰っていた
- 給食以外はほとんど食べることがなく、夕食は1分ほどで終わってしまうことが多かった。
- 夏休みは特に辛く、給食がないため空腹との戦いでした
- どうにかしてお腹を満たすことに全力を注いでいました」と語り、どうしても我慢できなくなると50円を握りしめてパンの耳を買いに行く生活を送っていた
お母さんは、昼夜問わず働かないといけなくて、自分のことしか考えられなかったのでしょうか?
せめて食事を買うお金を渡してあげて欲しかったですね。
そんな状況の中でも、やす子さんは妹さんを喜ばせる工夫をされていました。
例えば、
- 笑顔のない妹を見て「もっと喜ばせたい」と考え、料理の知識がない中でパンの耳を油で揚げて砂糖をまぶしたところ、妹が「おいしい」と笑顔になったリスト
- 妹さんの笑顔が嬉しくてバンの耳を揚げたものに、砂糖をマヨネーズやココアに変えて味を変えるなど、工夫して食事を楽しんだリスト
など、妹さんがいたので姉として妹を守ろうとされていたのかもしれませんね。
「いかにお腹をふくらませるかに命をかけていた」ともいい、どうしても我慢できなくなると、50円を握りしめてパンの耳を買いにいく生活。笑顔なく食べる妹を見て、「もっと喜ばせてあげたい」と考え、料理の知識もない中、パンの耳を油で揚げ、砂糖をまぶしたところ、妹が「おいしい」と笑顔に。やす子も嬉しい気持ちになり、砂糖をマヨネーズやココアに変えて味変するなど、工夫をこらして食べる楽しさを感じていた。
引用元:デイリースポーツ
制服はおさがりで修学旅行費用は先生が出した
やす子さんの貧困生活は当然食事だけでなく、生活全般に影響していました。
その内容は、
・学校の制服はすべておさがり
・高校水泳部の水着は3年間同じもの
・修学旅行の費用は学校の先生が出してくれた
などです。
その他にも学校でいる備品などあったでしょうにどうしていたのでしょう。
心が痛みますね。
学校の先生が修学旅行の費用を払うなんて、よっぽどひどい状況だったのでしょう。
やす子の極貧少女時代に視聴者コメント
やす子さんの極貧幼少時代のお話は、2023年12月3日放送の『坂上&指原のつぶれない店』で話されたことで、SNSではやす子さんの話に衝撃を受けた視聴者の感想が多くありました。
1部をご紹介します。
《「つぶれない店」で、やす子の小さい頃に1日の食事が学校の給食だけの日もあったという話を聞いて、胸がギュッとなる》
《やす子ちゃん本当に小さい頃苦労したんだね。妹さんいて、ご飯食べるのも苦労したんだね…なのにとっても魅力的で素敵な人だなぁ!笑顔も素敵よねー。何か頑張ろうって思った!》
《芸人のやす子さん、幼少期に貧乏で苦労してきたんだね。初めて知ったけど、みんな色々あるんだね。久々に少し涙ぐんだ》
引用元:女性自身
母親が子供が食べているか気にしないことはネグレクト(育児放棄)であると言えるでしょう。
これは悲しいことに児童虐待の1つです。
2024年の24時間テレビのマラソンでランナーを務めるやす子さんですが、
を送っています。
子ども食堂はやす子さんのように食べることのできない子供たちのための食堂です。
24時間テレビで子ども食堂の事が子供たちや親御さんたちに知られ、少しでもお腹をいっぱいにすることができることを願っています。
やす子は母親との関係悪化で養護施設に
引用元:岩手日報
やす子さんの母親は、やす子さんの父親が家を出て行ってから離婚し、再婚されました。
この継父がやす子さんに対して虐待を繰り返していたため、中学生くらいに自分から児童相談所に行ったり、自動養護施設を出たり入ったりしていたそうです。
また保護されたこともあるようです。
またその頃から母親との関係も悪くなり自分からたびたび親に内緒で施設に行っていたようです。
やす子さんの親にとって、やす子さんの成長と共にお金がかかってくるのが虐待の理由ではないかと噂されています。
やす子の交通事故で母親との関係悪化
やす子さんは、
していました。
中学生の時は時々施設に入っていたけれど、高校生からはずっとそこで生活するようになりました。
きっかけはやす子さんが、
ことが影響したようです。
治療費など経済的に大変だったことが、より親との関係が悪くなったと思われます。
けれども、やす子さんにとっては施設に入ることは良いことでもありました。
児童養護施設では食事が3食食べられるし、生活に必要なものは揃っています。
家にいる時は、
など、食べるもの以外でも生活に必要なものが揃っていませんでした。
水道水を持って帰るって家は水道が出ないのかしら?
水道代も払えなかったのか、節約してたのかひどい状況ね
施設ではパソコンをとりあったり、テレビのチャンネルで揉めたりはしたけれど、食べるものがない生活を思うと、
と感動していたそうです。
学校の水道水をペットボトルに汲んで家の食器を洗ったり、洗濯機がないためシャンプーで体操服を洗ったり、パンの耳で夏休みを過ごすなど、経済的に苦しい生活を送っていたが、児童養護施設に入ると、「こんな幸せな世界があるのか、こんなに3食食べられる世界が食べられる世界があるんだと思って感動した」という。
引用元:Yahoo!ニュース
24時間テレビで児童養護施設を支援
2024年の24時間テレビでは別枠で児童養護施設への募金を集めることになっています。
これはやす子さんの思いから企画されたものだそうです。
自分がお世話になっていたこともあり、
のつもりで取り組まれました。
今年のチャリティーマラソン企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」のために新たに開設される「全国の児童養護施設に募金マラソン」。寄付金の全額が目的別募金として全国600カ所以上の児童養護施設のために役立てられるというものだ。
引用元:gooニュース
やす子さんはあまり養護施設に入っていたことを、言わないようにされていた時もありました。
それは相手が気をつかわないようにと思われたからです。
けれども、今児童養護施設に入っている子供たちに夢をもってほしいと思ったから公表することにされました。
やす子さんは大学に行きたかったけれど、「進学はちょっと諦めてください」という感じで夢を持てないとも感じられていました。
自分が芸人でやりたかったことや見たかった景色を見れていることを施設のみんなに知ってもらうことで希望を与えることができると思われたのではないでしょうか。
また「8年前まで(児童養護施設に)いたんですけど、『進学はちょっと諦めてください』っていうような感じだったんです。その時に『つまんない人生だな』と思ったんですね。『自分のことできないのかな?』と思ったんですけど、今こうやって芸人なって、やりたかった仕事とか見たかった景色も見れてるので、どこの環境にいても大丈夫なんだよってことも伝えたいなって」と寄り添った。
引用元:gooニュース
やす子と母親の現在は感謝する関係
やす子さんが辛い少女時代を過ごすことの原因となった母親は現在どうされているのでしょうか?
やす子さんの母親は、
されています。
引用元:中国新聞
やす子さんは児童養護施設に入ってからは、母親とはずっと疎遠になっていました。
芸人であることも隠して「テレビに出てた?」と母親に言われても違うと否定していたとか。
なんだか疎遠になってた感じはしないわね。
お母さんは何も気にしてない感じなのが不思議だわ
ですが、地元のイベントで出演している時に、目の前に母親がいてバレてしまったそうです。
芸人になってから母親とも話したりするようになり、関係も良くなっていったみたいですね。
複雑な家庭環境だったので母とは16歳から22歳まで6年間会わずじまいで、疎遠でした。芸人になってからは喋るようになった」と振り返った。
引用元:モデルプレス
今では山口の温泉に母親と妹と行ったりと親孝行もできていると語られています。
養護施設に行かなければいけない環境を作った母親に良くしてあげるやす子さんは、
であると思います。
そして「感謝している」というコメントもエックスで発信されていました。
過去のことを恨んで憎み合うより、感謝することはとっても素敵なことですね。