加藤勝信の妻は大物政治家の娘！姉が婚約破棄で妹が婿養子を迎えた理由とは

厚生労働大臣（第19・20・22・26代）や内閣官房長官（第84代）などの重要な役職を歴任された加藤勝信さん。

妻・周子さんは、元農林水産大臣の加藤六月氏の次女として知られています。

加藤勝信と妻の縁談には、姉との婚約破棄という意外な展開がありとても興味深いものです。

加藤勝信と妻の結婚に至るまでの経緯や、その後の二人の関係性について、詳しく見ていきましょう。

加藤勝信の妻は元農水相加藤六月の娘！

加藤周子さんは、自民党の重鎮として知られた故・加藤六月元農林水産大臣の次女として生まれました。

引用元：加藤周子（@shukokato888）/X

周子さんの父・加藤六月氏は安倍派四天王の一角を担い、

安倍晋太郎元外相とも親密な関係にあった政界の実力者

でした。

妻の周子さんは、名門・慶應義塾の一貫教育を受け、幼稚舎から女子高、大学まで慶應で学びました。

姉の康子さんも同じく慶應出身で、姉妹揃って「慶應シスターズ」と呼ばれるほどのエリートでした。

周子さんは温厚で優しい性格の持ち主として知られ、政治家夫人としての素養を備えていたと言われています。

一方、加藤勝信氏は1955年11月22日生まれの東京都出身。
東京大学経済学部を卒業後、1979年に大蔵省（現・財務省）に入省しました。

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その後、1995年に加藤六月衆議院議員の秘書となり、2003年に衆議院議員に初当選。

以降、内閣官房副長官、一億総活躍担当大臣、厚生労働大臣、内閣官房長官などの要職を歴任してきました。

加藤勝信の嫁は姉の身代わりに結婚の真相

引用元：加藤勝信（@KatsunobuKato1）/X

実は加藤勝信氏は、当初周子さんの姉・康子さんと婚約していました。

この婚約は、加藤六月氏が

「娘には優秀な官僚の婿を」

という思いから進めたものでした。

しかし、お見合いの席で、加藤勝信氏が

と発言したことに対し康子さんが

と真っ向から反論して口論になってしまいました。

二人の価値観の違いが浮き彫りとなり、婚約は破棄されることになったのです。

婚約破棄後、康子さんはハーバード大学ケネディ・スクール政治行政大学院へ留学。

現在（2024年時点）は65歳（1959年1月21日生まれ）で、産業遺産情報センターのセンター長や一般財団法人産業遺産国民会議の専務理事を務める都市経済研究家として活躍しています。

2015年から2019年までは安倍晋三内閣の内閣官房参与も務めました。

このキャリアを見ると政治家の夫を陰で支えるという役割よりも、自分が表にでて活動するタイプですね。

引用元：産経新聞：産経ニュース

一方、周子さんと加藤勝信氏の出会いは、姉との婚約破棄後に訪れました。

周子さんの温厚な性格と、加藤勝信氏の穏やかな人柄が相性良く、自然な形で交際に発展。

周子さんは夫のことを「オアシスのような存在」と表現し、「政治家としても人間としても本当に尊敬しており、
命を懸けてもいいほど大好きです」と公言するほどの仲の良さを見せています。

加藤勝信が嫁の婿養子になった理由3選

加藤勝信氏が加藤家の婿養子となった背景には、以下の3つの理由が考えられます。

加藤先生にご挨拶いってきました😄 pic.twitter.com/Wv81rUVdav

— 寺地 拳四朗 (@KenshiroooooKen) October 16, 2023

1. 政治家一族の継承のため 加藤六月氏は自民党の重鎮として、その政治的影響力を次世代に引き継ぐことを望んでいました。
   大蔵省出身の優秀な官僚であり、政治家としての素質も備えていた加藤勝信氏は、理想的な後継者候補でした。
2. 加藤家の家名存続 岡山県に本家を持つ名家である加藤家では、男子継承者がいなかったため、家名の存続が課題となっていました。
   婿養子を迎えることで、「加藤」の姓を守り続けることができました。
3. 政界における影響力の強化 東京での官僚経験を持つ加藤勝信氏と、岡山の地盤を持つ加藤家が結びつくことで、両者の政治的影響力が相乗効果を生み出すことが期待されました。
   実際に、加藤勝信氏は岡山県第5区から衆議院議員に当選を重ね、その後も重要閣僚として活躍しています。

これら3つの要因が重なり合って、加藤勝信氏の婿養子入りが実現したと考えられます。

政治家としての素質、家名継承の必要性、そして政界での影響力の相乗効果という、それぞれの目的が見事に調和したのかもしれません。

この選択は、後の加藤氏の重要閣僚としての活躍からも、極めて慧眼であったことが証明されています。

加藤勝信と嫁のように政略結婚と思われる有名政治家3人紹介

日本の政界では、政治的な影響力の維持・拡大を目的とした結婚が少なくありません。

引用元：日本経済新聞

以下に代表的な例を挙げてみましょう。

1. 小泉純一郎元首相 父親の小泉純也元郵政大臣の意向で政治家の娘と結婚しましたが、わずか4年で離婚。この経験から「政略結婚は失敗する」との持論を展開するようになりました。
2. 安倍晋三元首相 安倍家と森永製菓創業者一族である森永家との縁組として実現した結婚でした。政界と財界の結びつきを強化する狙いがあったとされています。昭恵夫人との結婚は、両家の意向が反映された典型的な政財界の縁組と言えます。
3. 岸田文雄首相 前首相の岸田文雄氏と裕子夫人の結婚は、岸田家と広島の老舗料亭「八百新」との関係強化を目的としていたと言われています。地元の有力者との結びつきを重視した政治家の結婚の一例です。

このように、日本の政界では伝統的に政略的な結婚が行われてきました。

ただし、加藤勝信氏と周子さんの場合は、姉との婚約破棄という予期せぬ展開を経て結ばれた点で、純粋な政略結婚とは一線を画すものと言えるでしょう。

二人の結婚は、政治的な思惑と個人の相性の両面が調和した、珍しいケースと評価できます。